清村矯正歯科

清村矯正歯科のブログでは、矯正歯科治療の疑問や症例について解説しています。

Archive for the ‘歯並び’ tag

学校保健委員会

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3年前から、川口市立柳崎小学校の学校歯科医を他の2人の先生と一緒に担当していて、春と秋の2回歯科検診を行っています。
今年はこの検診とは別に学校保健委員会に出席して、歯並びについて講演を行ってきました。
学校保健委員会とは、私もあまり知らなかったのですが、小学校のPTA行事の一つで、年に2回健康に関する意識や知識を高めるために行われている委員会で、5、6年生の保健委員の児童と、保護者の方、学校の先生方が集まっていろいろな話を聞いたり、児童たちが健康について調べたことを発表したりする会です。
今回のテーマは「歯の健康」ということでしたので、まず、養護の先生から4月に行った歯科検診の結果について報告があり、次に、児童たちが歯にちなんだクイズを発表しました。
最後に学校歯科医の講演ということでしたが、一般の歯科医院の先生の場合は、歯磨きや虫歯の成り立ちなどのお話をされていたようなのですが、
私は矯正専門医ですので、養護教諭の先生から「歯並びについて話してほしい」とご要望があり、
「良い咬み合せ、歯並びになるには? 矯正治療はいつからはじめればいい?」
という題目でお話をさせていただきました。
小学校の会議室に子供と大人合わせて60名余りの参加者でしたが、時間が短いこともあり、どこまで理解していただけたか少し不安です。
大学ではよく学生や先生たち相手に講義をやっていましたが、小学生にわかってもらえるように説明するのはなかなか難しいと感じました。
矯正治療のご相談は、埼玉県川口市の清村矯正歯科まで

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7月 9th, 2010 at 3:00 pm

歯の健康フェスティバル

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6月4日は「ムシ歯の日」ということで、これにちなんで6月4日から10日は「歯の衛生週間」になっています。
この時期は各地域の歯科医師会が中心になって様々な「歯の健康」に関するイベントを行っています。
今年は私も川口歯科医師会主催の「歯の健康フェスティバル」に参加してきました。
2年前にもお手伝いさせていただいたのですが、当日は数日振りの晴天のせいか、例年よりはやや来場者が少なかったようですが、それでも1000人前後の方が会場に訪れたようです。
はじめに80歳で20本の歯を残している高齢者(8020達成者)と歯の健康ポスターコンクールの表彰式が行われました。
会場には衛生士による「ブラッシング指導コーナー」、特別なな器具を利用した「口臭測定コーナー」、歯型をとる材料を使った「指型石膏模型作製コーナー」など、例年通り歯科に関連した様々なブースが設営されていましたが、今回の私の担当は「乳歯のフッ素塗布体験」コーナーでした。
このブースは、まだ歯磨きやうがいが出来ない乳幼児の歯に歯ブラシを使ってドクターが「フッ素ジェル」塗ってあげるコーナーです。3歳前後のお子さんたちが相手ですので、怖がって泣いたり、口をなかなか開けてくれなかったり、ちょっと大変な仕事でし た。
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7月 9th, 2010 at 2:54 pm

矯正治療体験談 Vol.2(Before-After)

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矯正治療体験談 Vol.2 (Dr.清村のコメント)

軽い受け口で、正中 (上下の前歯の真ん中)がかなりずれていました。
これは、前歯(側切歯)が1本無かったため なので、犬歯を側切歯の位置に移動して代用することにしました。口元を全体的に後ろに下げるためにも、上1下2本の小臼歯を抜歯する必要がありました。
正中がずれている場合、治すのに結構時間がかかることが多いのですが、このケースでは思ったより早 く治療が進みよかったと思います。
この方は、ほんとに痛みがなかったらしく、装置をつけた当初から何でも食べられたようです。焼肉を食べに行って、2度ほどブラケットをはずしてきていましたね(笑)
B-A(201004)
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5月 6th, 2010 at 12:45 pm

矯正治療体験談 Vol.2 (続き)

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矯正治療体験談 Vol.2 (2/2)

Q3) 当院で治療開始をしようと思ったのは?
やっぱり、一番は先生の“感 じ”です。怖くなかった(笑)のと、親身に話を聞いてくれたことです。
治療の話も分かりやすくて、すごく理解できました。また、スタッフの 方と話す機会を十分取ってもらったり、“感じ”が良かったです。
あと、他の医院のカウンセリングでは、“歯並び”に関しての話ばかりでし た。
私は、そもそも顎関節にも問題があり、そのことも不安があったのですが「すぐに装置を付けよう」という感じで、どの医院でも顎(あご) の動きについての話はありませんでした。
でも、清村先生のカウンセリングでは、歯並びだけでなく顎についても色々と話してくれて「まず、顎 関節の異常を治してから、歯並びの方は状況をみながら徐々に治していきましょう。」と言われたことに安心しました。
Q4. 矯正治療中のことを少 し聞かせてください。
まず初めに、顎(あご)の治療の為、歯の裏側に装置を入れた状態で様子 をみて、顎の痛みがとれてから、ブラケットを付けて歯並びを治しました。合計で2年弱くらいです。
矯正治療をしていた友達からは、「痛くて 食事もできないよ。」と言われていました。
装置を入れた当初は違和感が少しありましたが、私の場合、痛みは全くといっていいほどありませんでした。おかげ で、食べまくっていましたね(笑)
顎(あご)の痛みが取れた こと、以前は口を閉じるのが大変だったけど、今は閉じやすくなったことが良かったです。
横からの写真を見るとすごい分かるんですけど、本当に下の歯と唇全 体が後ろに下がってうれしいです。
見た目以外のところだと、以前は、麺類を食べるとうまく噛み切れずに吸い戻しがありましたが、今は、普 通に食べられるようになりました。

インタビューの感想(野々村)
本当に2年間が楽しかったと語る患者さんでした。
私も、今までに数多くの矯正治療を経験した方に体験談をインタビューしたことがありますが、こんなインタビューは初めてです。
矯正治療が終わって、「やっと終わった―!」ではなく、「装置がなくなって淋しくなった」という感じだったそうです。
治療終了おめでとうございます!
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Written by kiyomura

5月 6th, 2010 at 12:36 pm

矯正治療体験談 Vol.2

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矯正治療体験談 Vol.2 (1/2)

今回は、つい先日、治療を終えたばかりの患者さんに矯正治療について聞いてみました。
Q1) 矯正治療を始めようと思ったきっかけを教えてもらえませんか?
私は、他の歯科医院で歯科衛生士の仕事をしています。
歯科衛生士になるために専門の学校に通っていたのですが、実習で歯型の模型を取ったとき、初めて自分の歯並びが悪いのに気付きました。
卒業後、歯科医院で働き始めたわけですが、患者さんに色々と、お口に関する話やお口のケアの仕方について説明している時に、私自身の歯並びが悪いことが引っかかっていました。
Q2) 歯並びを治そうかな? と思い始めてから、すぐに治療を開始したのですか?
1年くらいモヤモヤしました。結局、悩んでいても歳をとる一方だし、やるなら早めがいいと思い、重い腰を上げました。
衛生士学校時代の友達には、矯正治療自体も痛みなどがあるけど、「治療する先生が怖かったりして、質問したり、こうして欲しいとか言いづらいよ。」という事は聞いていました。
治療を担当する先生との相性は大切だと思い、どの医院で治療をするか迷いましたね。
私の場合、インターネットや友人など色々と調べましたし、カウンセリングは矯正専門医院に3件、そして、自分の働いている医院の先生にも聞きました。
洋服を買うときなどは、あまり悩まず、結構衝動買いするタイプですが(笑)、本当、慎重に選びましたね。
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5月 6th, 2010 at 12:27 pm

歯並びが悪くなる原因は?

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矯正治療をもっと知りたい vol.1

歯並びが悪くなる原因は?
みなさま、こんにちは。株式会社Value Linkの野々村です。
皆さんの中でも、“なんで?”歯並びって悪くなるの?って、思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、“歯並びが悪くなる原因”について、清村先生に聞いてみようと思います。

野々村(以下N): それでは、清村先生、よろしくお願い致します。
清村先生(以下先生): よろしくお願いします。
N: 歯並びのいい人と悪い人がいますが、遺伝的な理由が影響しているのですか?
先生: そうですね。遺伝的な理由で、歯並びが良くないという事はあります。ただ、勘違いされやすいですが、必ずしも「歯並び」が遺伝している訳では無いという事ですね。
N: どういう事ですか?
先生: お父さんとお母さんが、「歯並び」がいいから、お子さんも「歯並び」がいい。と言う事ではありません。遺伝をするのは、歯の大きさや形、アゴの大きさ、骨格などです。つまり、お父さんから大きな歯を受け継いで、お母さんから小さなアゴを受け継げば、歯がきれいに並ぶ為の十分なスペースが無く、歯がデコボコに並んだりします。「歯並び」の良し悪しを遺伝すると言う事ではありませんね。
N: なるほど。遺伝以外で歯並びが悪くなる事もあるんですか?
先生: そうですね。歯並びが悪くなる原因は、歯やアゴの大きさなどが遺伝する先天的なものと、成長過程や生活習慣などの後天的なものと、大きく2つに分けられます。
N: 後天的な原因には、どんなことがあるのですか?
先生: 全身的なものと局所的なものがあります。全身的というのは、ホルモンの分泌異常や栄養障害などで骨の発達に影響が出る場合などで、頻度としてはそれほど多くはないと思います。
N: それでは、局所的な原因というのはどのようなものですか?
先生: アレルギー性鼻炎などの呼吸器系の病気や顔面にうけたケガ、癖、習慣などがいろいろな原因が考えられます。鼻で息が出来ないと口呼吸になりますよね。そうすると口で呼吸しやすいように舌の位置が正常よりも前に出てきて前歯を押すようになり、出っ歯や開咬になりやすくなります(写真)。指しゃぶり、、うつぶせ寝などは、アゴや歯に強い力をかけ続けますので、たとえ遺伝的には正常でも、長期間続けると骨格に影響を与えることになります。また、虫歯も歯並びを悪くする原因の1つになります。
N: 虫歯が理由で、歯並びが悪くなったりするんですか?(驚)
先生: 乳歯は永久歯が生える場所を確保しておく役割も持っていますので、虫歯で乳歯が早く抜けてしまうとはえかわりの順序がおかしくなって永久歯が正常に生えてこなくなってしまいます。虫歯の予防は、歯並びの面でも大事になりますね。
N: このような後天的な原因を取り除いてあげれば歯並びは悪くならずにすむわけですね 。
先生: そうですね。癖を治すのは簡単ではないですが、そのままにしておくと将来的にどんどん症状が悪化しますし、治療も難しくなります。ご家庭で何とかできない場合は早めに矯正歯科の先生に相談されたほうがいいですね。
N: そうなんですね。今回も色々とお話しいただきまして、ありがとうございました。
先生: こちらこそ、ありがとうございました。
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指しゃぶりと口呼吸が原因と思われる「開咬」。奥歯でしか物が咬めない状態で、前歯もかなり出ている・・・。
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Written by kiyomura

3月 12th, 2009 at 10:01 am